テンションラバーから粘着ラバーに乗り換えたいあなたへ!
「スピードも出る粘着ラバーなんてあるわけ無いだろ!」
一昔前では当たり前の事でしたが、今ではスピード重視の粘着ラバーって本当に増えましたよね。
しかし、まだまだ筆者の周りにも、
テンションから粘着ラバーに乗り換えて大丈夫なの?
スピードが一気に下がるからプレーも変わっちゃうの?
と不安に思ってる方が多いなという印象です。
そのため今回は「テンションから粘着ラバーに乗り換えたいけど、どのラバーがいいの?」という方に向けて、粘着性&スピード性能が高いラバーを2つ紹介していきます。
水星2
まず紹介するのは『水星2』という中国ラバーです。
卓球用品店や通販でもなかなか売ってないので、知らなかった方も多いのではないでしょうか?
<メリット>
このラバーがおすすめの理由は、コストパフォーマンスの高さにあります。
2000~3000円で購入することができるので、スピード重視の粘着ラバーを使ってみたい!初めて粘着ラバーを使ってみたい!という方にも試しやすいのが魅力です。
ただ安いからと言って性能が悪いわけではありません。トップシートは微粘着でスピン性能はまずまずです。スポンジは粘着ラバーには珍しく軟らかめに設定されていて、擦るよりは食い込ませたほうが回転をかけやすい印象です。
スピードは高弾性ラバーと同じくらいで、中陣からのラリー戦でもボールが失速することは少ないです。今までテンションラバーを使ってきた方でもすんなりと乗り換えることが出来るでしょう。
<デメリット>
シートやスポンジが軟らかめなので、強烈な回転がかかったサーブやループドライブを出すのが難しく、球が全体的に軽くなりやすいという印象があります。
また安い分、使い始めて2週間くらいで一気に劣化が進むので、長い期間は持たないのも頭に入れておきましょう。
とりあえず1度スピード重視の粘着ラバーを試したいという方は購入する価値が有りますね!
翔龍
次に紹介するのはヤサカから出ている『翔龍』というラバーです。実は以前にもこのラバーを扱った記事を書いています。
筆者的にヤサカは数あるラバーメーカーの中でも特に質の高いラバーが多いメーカーだと感じていて、この『翔龍』も類にたがわず優良なラバーです。
<メリット>
特に優秀な点は高いスピード性能です。
どちらかというと粘着よりスピン系テンションラバーの方が近い?と思うほどスピードが出ます。
トップシートはガチガチの粘着ではありませんが、微粘着でかなりグリップ性能が高そうな雰囲気が漂っています。
ドライブを打つと粘着ラバー特有のうねるような弾道で飛んで行き、本当に粘着ラバーとテンションラバーのいいとこ取りができてるなと感心させられます。
ブロックやカウンターもやりやすく、前陣中陣どちらでも性能を発揮できるラバーです。
<デメリット>
デメリットはそこまでありませんが、スポンジがそこそこ硬めで、ラバー自体の重さもあるため、少しパワーが必要な点に気をつけてください。
また、今までキョウヒョウなどの強粘着ラバーを使っていた方だと少し回転量が物足りないと感じると思いますので、そこは良く考えて決めましょう!
*どうしても筆者はヤサカのラバーを贔屓目で見てしまいます。
先ほど紹介した『水星2』と比べると少し価格は高めですが、性能やラバーの寿命も明らかに『翔龍』の方が良いので、本格的にやっている方であればこちらを使ったほうが無難かと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回紹介したラバーを使えば、おそらくすんなりとテンションラバーから粘着ラバーユーザーになることができます。
もちろん『水星2』や『翔龍』で粘着ラバーに慣れて、後々キョウヒョウや天極などのラバーに移行するのもありです。
今後も卓球生活ではラバーに関する情報を発信していきますので、チェックしてみてくださいね!